当クリニックでは、患者様のニーズに答えるために小手術を実施いたしております。また、患者様に安心で安全な医療を提供させていただく体制を整えております。実施前には十分な説明の上納得されてから実施いたしますの、安心してご相談においでください。
現在、中絶手術は一時実施を中止しております。
ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
現在日本では妊娠された方の4人に一人くらいの割合で、人工妊娠中絶が選択されていると言われています。
近年、低用量ピルも広まってきているとはいうものの、欧米と比較するとまだまだです。それは、日本人の特有の文化や考え方が大きく影響していると思われます。
いずれにしてもいろいろな理由で中絶を選択されるわけですが、皆様の心配は不妊にならないのか?とか手術に対する不安でしょう。
巷では、中絶手術をすると妊娠しにくくなるということが言われているように患者様からお聞きします。
基本的には、この手術と不妊はほとんど関係がありません。
というより、処置そのものではなく、その後の生活次第で、その後の体調に大きく影響が出てしまうことがあります。例えば、処置後いつもどおりに仕事をしていたとか、許可がまだない時期にお風呂につかってしまった、セックスをしてしまった、など気をつければ防げるものがほとんどです。
このように処置後無理をしていると、体の回復が遅くなり炎症が長引いたり、子宮内膜炎、骨盤腹膜炎を起こしてしまったりします。これらのことについては、適切に指導いたしますのでご安心ください。
人工妊娠中絶手術は短時間の手術ですが、基本的には外科的な手術となり、慎重に麻酔や処置を行ってゆきます。
当クリニックでは、点滴をしてから、麻酔を実施し効き目をみながら薬液量を調節してゆきます。
手術そのものは約5~10分で終了します。
処置後はすぐに意識はありますが、頭がボーとして眠い状態になっておられますので、安静室でゆっくりと休んでいただきます。
一般的には、処置後2時間くらいで歩いてトイレにいけるようになりますので、帰られる前に出血などの確認の診察をさせていただきます。
中絶手術後はきちんと月経周期が回復するまでフォローいたします。
子宮頸がん検診など、診察の際に子宮の頚部にポリープを認めることはよくあります。
大半は良性ですが、念のため余程茎が大きくなければ大半は診察時にポリープを切除し、病理組織検査に提出して良性・悪性などの病理学的診断をいたします。
小さなポリープであれば、痛みなどほとんどありませんが、少し引っ張られる感じがするくらいです。
切除後は数日おりものに色がついたりしますが、ほとんどの場合には3~4日でもとに戻ります。
病理組織検査は、固定・切片作成・プレパラート作成・顕微鏡検査と工程が沢山あるため、健康保険を使用して3割負担でも、この検査だけで5000円位費用がかかります。
腟の入口の左右にはバルトリン腺といい、粘液を分泌する腺組織があります。
細菌感染等で腺の開口部から感染を起こすと、腺の開口部が炎症・腫脹し閉鎖してしまうため膿がバルトリン腺内に充満して腫れてきます。
通常は、痛みを伴いますが、急性期の場合は切開・排膿するしかなく、後は抗生物質の内服などで経過観察yいたします。
ところが、慢性に経過し、炎症が取れてしまった状態で腫れている場合があります。
このような痛みのない無症状ときは、本来なら手術適応となります。
実際には、痛くて来院された状態では炎症があるため手術適応にはならないのです。
何ども繰り返して腫脹がある場合は、バルトリン腺を摘出する手術を実施し、その後膿が貯留しないように開窓術を実施します。この手術は入院が必要ですが、手術のタイミングは入院が必要なためなかなか合わせにくいのが実情です。