相補・代替医療としてサプリメントが人気ですが、種類が多過ぎるし、効果もよくわからないことも。
当クリニックでは、プラセンタ注射や漢方薬などを使って健康をサポートいたします。
もちろん漢方は医薬品として認可された医療薬をしようするため保険適応されますし、アンチエイジングにはとてもいい治療なんですよ。
当院では、サプリメント的に1日に1.2回内服して体調がよくなっている患者様が沢山おられます。なにより、安心して内服を持続できる点が大きいですね。
★漢方治療
湿疹やにきびなどの治療に漢方薬が用いられています。
にきびなどで赤く熱をおびたものであれば黄連解毒湯や滲出液を伴うものであれば消風散などを用います。
皮膚が乾燥してカサカサしている場合には当帰飲子を用います。
★ホルモン療法
最近日本で承認、発売された低用量ピルのマーベロン。
含まれるホルモンの性質上、特ににきびなどの改善効果が以前から言われておりましたが、ようやく発売になりましたのでにきびの治療の選択肢が一つ増えたことになります。もちろんピルとしての避妊効果や副効用もあります。
★注射療法
注射をすることで、身体への吸収率が格段に上昇するとともに、血流に乗って全身を廻っててから肝臓を通過しますのでより効果的です。
注射の受け方は、基本的には1週間に1回くらいですが、自分の体調で回数を増減できます。
※ニンニク注射
ニンニクとほぼ同様の成分であるビタミンを注射する方法です。新陳代謝を高め、細胞の活性化を促します。疲労回復や倦怠感の消失ばどが期待されています。
●ニンニク静脈注射
ビタミンB1, B5, B6, B12 + ビタミンC 3,150円
※プラセンタ注射
プラセンタにはたくさんの生理活性物質が含まれており、細胞活性化・血行促進・活性酸素除去作用・抗炎症作用・免疫賦活化作用など多彩な作用がありますので、皮膚の老化防止から疲労回復・滋養強壮まで幅広く使用できます。
●プラセンタ静脈注射
プラセンタ 1本 2,100円
プラセンタ 2本 3,150円
●ニンニク・プラセンタ静脈注射
ビタミンB1, B5, B6, B12 + ビタミンC + プラセンタ2本 5,250円
アンチエイジングの詳しい説明はアンチエイジング(女性健康医学講座)を参考にしていただけましたありがたいです。
プラセンタとは
プラセンタとは「胎盤」のことをいいます。
このプラセンタから有効成分を抽出したものがプラセンタエキスであり、古代ギリシャや中国において使用されていたと言われています。
このエキスの中にはさまざまな生理活性物質が含まれており、からだに多彩な作用を示します。
プラセンタエキスの働き
プラセンタエキスの主な薬理作用は
●疲労回復作用 ●活性酸素除去作用 ●抗炎症作用
●免疫賦活作用 ●解毒・代謝作用 ●内分泌調節作用
●自律神経調節作用 ●血行促進作用
など多彩な作用を有します。当社は、お客様から収集した個人情報を次の目的で利用いたします。
最近では最も注目されているのは美肌効果です。
これは、プラセンタエキスに含まれているアミノ酸やミネラルが真皮組織の細胞の活性化を促し、肌の保湿効果を保ってくれるからです。
また、線維芽細胞増殖因子により線維芽細胞が活性化し、肌の新陳代謝が活発化して肌の柔軟性と弾力を取り戻してくれます。
以上の美肌効果により、肌に潤いと張りを与え、たるみやこじわをなくし、また新陳代謝の亢進によりメラニンの排出が促進されシミ・ソバカスなどを消してくれるのです。
また活性酸素除去作用や免疫力の増大により、健康で老化しにくい肌へと変化させてくれるのです。
このような方にはおすすめです
●シミ・ソバカス ●小じわ・たるみ ●くすみ ●にきび跡
●アトピー性皮膚炎 ●生理痛 ●生理不順 ●更年期障害
●冷え性 ●肝機能障害
プラセンタ使用時の注意点
プラセンタは薬事法にて「特殊生物由来製品」という位置付けになっています。
これは特定の生物(この場合人間)に由来する物(胎盤)から精製された医薬品とされています。
平成15年の薬事法改正で指定を受け、投与に際しては同意書が要り、20年間保存するという規定が設けられています。
現実的には、適切な説明をしないで、また同意書をとらずに使用している医療機関(特に美容クリニックなど)がありますが、基本的には違法になります。
またよく
ネットで通販されているプラセンタ内服剤は大抵がブタの胎盤から精製されたもので、薬事法の網をすり抜けている製品で、薬害が起こっても何の救済もありません。
このプラセンタは、人間の胎盤から作られており、現在可能な限り無毒化、ウイルスなどのチェックを受けて供給されていますが、完全に未知のウイルス感染を排除できるものではありません。
そのため、同意が必要となります。
また、未知のウイルス感染の潜在的なリスクの影響で、
献血はできなくなります。
ニンニク注射は、スポーツ選手などがよく使用されています。
疲労回復などに即効性があります。
実はこの注射、内容はビタミンB群(B1, B2, B6など)であり、注射したときにニンニクのような臭いがあることからこのように言われています。
ここでは、ニンニク注射で使用されるビタミンについて解説します。
ビタミンB1
ビタミンB1は、糖代謝に関係する補酵素となり、糖が分解してエネルギーになる時に必要です。また、筋肉を使用した際に蓄積される乳酸などの老廃物質を速やかに除去してくれる役割もしています。
また、神経にも特異的に作用することがわかっています。
ビタミンB1が不足すると、今ではほとんどなくなりましたが脚気が有名です。また重症妊娠悪阻(つわりの重症型)の際に発症するウエルニッケ脳症があります。
エネルギーの代謝が上手にいかないため、全身倦怠感が起こります。また神経症状として四肢の知覚異常や腱反射消失、ウエルニッケ脳症では眼球運動麻痺や意識障害などを伴います。
ビタミンB2
ビタミンB2は、「発育ビタミン」といわれるように、糖やタンパク質・脂質の代謝に関係する補酵素となっており、発育に影響を及ぼします。
ビタミンB2が不足すると、成長障害が起こってくるほか、口唇炎・舌炎や脂漏性皮膚炎など粘膜や皮膚に病変ができます。
ビタミンB6
ビタミンB6は血液、中枢神経系、皮膚の代謝に重要で、それぞれの場所で補酵素として働き、身体の代謝サイクルが正常に営まれるように支える役割をしている重要なビタミンです。
ビタミンB6が欠乏すると、脂漏性皮膚病、絶縁、降格しょう、末梢神経障害、リンパ球減少などを引き起こします。
ビタミンB12
ビタミンB12は葉酸(ビタミンM)と協力して、赤血球の生成に関わり赤血球の中の核酸(DNA)の合成に必要な葉酸の働きを助ける補酵素の役割を担います。
また、神経細胞の核酸の合成を補助し、精神的安定、集中力や記憶力を向上させる働きがあります。
ビタミンB12・葉酸、どちらが不足しても、赤血球の減少による貧血、異常に大きな赤血球(巨赤芽球)の生成などを招いて、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)を引き起こしてしまいます。
悪性貧血の症状は、頭痛、めまい、吐き気、動悸、息切れ、舌の痛み、味覚の低下、食欲不振、消化不良、下痢などです。精神的にはイライラや、無気力、集中力、記憶力の低下などを招きます。さらにひどくなると、運動神経機能の低下、手足のしびれ、痛みなどの末梢神経系の症状まで出てきます。
ビタミンC
ビタミンCは、
●その強力な抗酸化作用・・・老化予防にかぎらず癌などにならないために活性酸素など除去する作用
●コラーゲンを形成してくれる作用
●体内での解毒代謝に関係する酵素の活性化
●抗動脈硬化作用・・・コレステロールの低下
など多岐にわたります。
ビタミンCが不足すると、全身倦怠感・疲労感・関節痛・身体各部からの出血などの症状を呈する壊血病が有名です。
葉酸(ビタミンM、ビタミンB9)
最近では、マスメディアにて妊娠と葉酸の関係が報道されており、関心の高いビタミンです。
それは、葉酸欠乏が胎児の脳の奇形発症に関与しており、特に欧米など葉酸の摂取が日常的に少ない国での神経管異常による奇形が多いとの報告があり、葉酸の投与にて減少するの報告があるからです。
神経管閉鎖障害は、赤ちゃんの中枢神経系の元(神経管)が上手く作れない症状です。
このうち、神経管の下部に問題があると、「二分脊椎」と呼ばれ、歩けなくなったり、神経が裸の状態で露出することになり膀胱や直腸が機能しなくなる事があります。
又、神経管の上部で問題が起きると脳が上手く作られず、「無脳症」とよばれる奇形となり流産や死産の割合が高くなります。
これらの、症状は積極的な葉酸の摂取で、70%近くも発症のリスクを低減できると言われています。
ただ、基本的には日本の通常の食材には十分な葉酸が含まれていますので、余程好き嫌いがあるとか欧米化した食事ばかり出ない限りあまり心配することはないと思います。
また、投与に関してはよく妊娠してから葉のサプリメントを買って内服する方がほとんどですが、その時には神経管が形成されるのが妊娠の極初期のため間に合っていない可能性もあります。
ですから
葉酸を内服するのであれば、妊娠する前から補給しておくことが重要です。
葉酸が不足すると、ビタミンB12と同様に貧血が起こってきます。
また、ホモシステインという物質が増えます。このホモシステインが血管を狭くしたり、硬化させる為に、動脈硬化を招き、脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすのです。
ホモシステインの発生を抑えるには、葉酸に加えて、ビタミンB6とビタミンB12が必要です。
大事なことは、ひとつのビタミンを摂取することではなくて、バランスのとれた食事を心がけ、昔から意追われるように緑黄色野菜の摂取を薦めることや偏食をなくしていくなど、基本的な食生活への心配りが何より大事であるということです。